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「目の前のことに一生懸命になる」
Logical Management
岩城 博之 代表
- 2016/4/19
一人一人のマンパワーを引き出すマネジメントが重要
日々勉強をしているということですが、最近読んだ本で印象に残っているものはありますか?
一番最近では、昨年(15年)末に発売された、「ほめると子どもはダメになる」という本です。榎本博明さんという心理学博士が書かれた本です。私の教えているマネジメント理論の中に、まずは褒めましょうという話があるので、最初はエッと思ったのですが、読み進めると、「褒めることと叱ることのバランスが大事」という内容でした。
そのような、コーチングなど心理学的なことも最近は気にして情報収集しています。
私もコーチングの話を聞きますが、最初は褒めて自己肯定感を伸ばすけれども、途中からは敢えて叱ったり放置することもあるそうですね。
はい。褒められてばかりで叱られた経験がなかったら、ストレス耐性が弱くなったり、自分の中で間違いに気付きにくくなります。手遅れにならないうちに、適度に叱りながら考えさせる部下育成をしないといけないのです。これはマネジメントだけでなく子育てにも通じることですが、子育てでは対象が自分の子供なのに対し、部下は結局赤の他人という意識がどこかにあるから、気持ちがあまり入らないのが実情だと思うのです。
しかし実際は、子育てと同じぐらい部下のことをとことん考えて、一人一人が成長し活躍できるように努力している会社がやはり成長しています。
少子化で若者が減っていく中で、企業の人材育成においても一人一人をしっかり見てその人に合った方法を取っていくことが重要だと感じます。
今後数十年に渡って日本の人口が減り続けるので、一人一人のマンパワーがすごく重要視されることになります。なので部下育成においてもコーチングやマネジメントがすごく注目されています。
しかしその為にはまずリーダーがそれらの考え方を理解しないと、効果的な部下育成はできません。私はそこに着目して事業をスタートさせたのです。
最後に若者へのメッセージをひと言
とにかく行動して下さい。成功する要素には色々なものがありますが、全てにおいて行動ということが一番大事なのです。PDCAサイクルがすごく大事だとよく言われますよね。確かにそれは間違いではありません。
でも計画段階であれこれ悩みすぎて結局企画倒れになってしまうことがよくあります。だから私は、最初のプランは軽くでいいと言っています。あからさまな落とし穴に落ちない程度の計画が立ったらすぐ動いてみることです。机上であれこれ考えるよりも、実際に動いたら色んなものが見えてきますから、少しずつ軌道修正をしながら続けていったらいいのです。
いくら計画を立てても実際に動かないと何も始まらないし、失敗しない代わりに成功もありません。
インタビュアーより
会社概要
社名:Logical Management
代表名:岩城 博之
住所:愛媛県松山市東長戸3丁目1-22
事業内容:・コンサルティング業