「小さな達成感を大切に」

『目標達成のために動いた結果、松山へ。H・Y★ACADEMYを立ち上げる。』

鹿児島から松山に来て、H・Y★ACADEMYを立ち上げられたのはどういう経緯があったのでしょか

　鹿児島でHORI MUSIC SCHOOLを開いたのですが、後に香川に移ることになったのです。また、私は以前から個別指導の学習塾も開きたいと考えており、3年間で300万円の開業資金を貯めるとともに塾講師としての経験も積もうと考え、総合学習塾のテストを受けました。そしたら、英語の成績が良かったので、英語の講師を募集している松山校に配属されたのです。

　一見複雑に思える経歴かもしれませんが、私としては目標に向かって動いただけです。それに、音楽教室でも学習塾でも、3年という目標を設定して臨まないと、ダラダラとしながら4年5年と経ってしまったら、目標の達成がそれだけ遠のくことになります。

鹿児島や松山で働く中で学ばれたことで、今の仕事に活きていることは何かございますか

　多くの方から、多くのことを勉強させて頂きました。H・Y★ACADEMYの立ち上げまでに数百名の生徒さんを教えてきて、その頃の教え子の中には社長さんになったり絵本作家になったりした方もいます。子供と話していると大人にはない発想・感性を教えてもらったり、大人の方は豊富な経験があります。老若男女様々な人と出会うことで得られるものは非常に大きく、貴重な時間を頂けます。

　また教える立場の人間としては生徒さんを主役と思い、同じ目線に立って「勉強させて頂いている」という気持ちを忘れない、そのような繋がりを大事にしようと心掛けています。

同じ目線に立つということについて、特に子供と接するときはどういうことを心掛けていますか

　小さな子供であれば、挨拶や玄関では靴を揃えるなど、日常のマナーを教えつつも、子供の感性に任せて、興味があるものは何でも触らせますし、汚れてもいいような格好で来てくださいとは保護者さんにも伝えています。

　これはおそらく、私自身が小さい頃に両親から色々なことをさせてもらった経験から来ているのでしょうね。また、中高生の生徒さんにとっては自分の進路を決める大事な時期であるとともに、思春期で多感な年代でもあります。そのような生徒さんを預からせて頂いているので、接し方には気を遣います。

　目線を合わせるということでは、個別指導の学習塾を作ろうと考えたのも、子供の時に大手の学習塾で学んでいた経験から、大人数の教室では全ての生徒が意欲持って勉強できるように授業のレベルを合わせるのが難しい、一方1対1ならば丁寧に教えられると考えたからです。

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