世界に挑戦

５つの運動

堀内社長が就任された後の貴社はどのような会社になりましたか？変化をお聞かせください。

　『５つの運動』の凡事徹底をするようになりました。凡事徹底とは当たり前のことを当たり前にやるだけではなく、人が真似ができないほど徹底するということです。
　弊社の『５つの運動』とは、環境整備運動、あいさつ運動、サンクスカード運動、共育会運動、ブランド価値向上運動で、社員やパートと一緒に全員で会社を動かしています。こんな当たり前の事を一生懸命取組むことで、業積向上にも繋がっています。

　また、新卒採用を積極的に進めています。ホームページを整えたり、情報を発信したりすることで、愛媛だけでなく、関東からも沢山の学生が受けに来てくれるようになりました。
　また、本部長や部門長へ責任権限を委譲し、任せていることを多くしたことで、新しいことへのチャレンジをする人が増えました。失敗することもありますが、失敗しながら学び形作られることが沢山あります。

　海外への販路拡大やイベントをプロデュースする新規事業部のネクサスなど、新しいことへどんどんチャレンジし大きく会社は変わって来ています。

　なぜ「五つの運動」をしようと思ったのですか？

　「五つの運動」の内容は私が社長になったときに何をしようか考えて出てきたやりたいことのベスト5なのです。
　ただ、社長として指示するだけでは表面的になってしまいます。そこを避けるために一人一人が主役となり、共に育つという意識がうまれ、パートさんでも頼りにしていることを伝えた上で、「五つの運動」と言う形で掲げました。
　結果的に会社の現状が社員にも共有され、より理解してもらえやすくしています。

これからどうのような会社にしていきたいですか？

　世界に販路を拡げていきます！
　今も、中国や香港、台湾、韓国、タイ、シンガポールなどのアジア圏やロシア、アメリカ、ポーランドなどに輸出しています。

　日本国内は、今のビジネスを更に磨き込んで大手とは違う差別化した取組みを進めていきます。初音ミクなどの情報コンテンツや企業とコラボしてプロデュースすることで、限定商品を作り他社が出来ないことを形にしていきます。

　会社全体でチャレンジをどんどんしていく会社にしていきたいです。

堀内社長ご自身はどのような経営者になっていきたいですか？

　経営者の役割とは、社員やパートさんが働き易い経営環境を整えていったり、10年ビジョンに向かって会社が成長発展できるように設備投資や人材育成など力を入れていったりすることだと思っています。
　ひとりひとりが成長できる会社を作ることで、人の成長が会社の成長に繋がっていくと信じています。

最後に大学生へのメッセージをお願いいたします。

　「世界に挑戦する若者になって欲しい！」
　若い方には小さくまとまる方が多いので、世界に向かってどんどん挑戦するグローバルな人を増やしていかないと日本の将来は危ういと考えています。私の会社も世界のハートになれるよう若者と一緒に頑張っていきたいです。

インタビュアーより

board-heart 　以前からお付き合いがあり、大変お世話になっておりました株式会社ハート代表取締役社長の堀内章様。今回、インタビューをさせていただくことができ光栄です。
　多くの興味深いお話をしてくださり、とても学ぶことができました。現在、地域未来活性化団体Ｍinisterの代表を務めさせていただいているなかで、未来を見据えてどのように日々を送るのか、何を大切にしてどのようなアクションを起こすのか、どのようにしていきたいのか、など私自身の行動も振り返り考えさせられました。
　これからも「愛媛を更に幸せを感じられる地域に！」という人生の目標を達成すべく行動していきます。
　堀内社長、本当にありがとうございました。
多賀谷直樹