- HOME
- “聞く力”が成功への第一歩
“聞く力”が成功への第一歩
映像プロダクション・ドウビー
代表 宮内 大介
- 2021/1/14
時代の先駆者
同業他社との差別化を図るために気を付けていることはありますか。
クライアントに圧迫感を与えないようにするため、機材をスマート化しています。
テレビ局のような大型機材を使用すると依頼された方も身構えてしまいますし、画質もさほど良いとも言えません。
大型機材だと1つのカメラに数人がかりの作業になりますが、小型の機材を使用することで1人でお伺いできるため、圧迫感も抑えられます。
また、取引先の要望に対して自分の経験に基づいた意見を押し付けてしまうと、相手方が本当に求めているものが作れなくなります。
よりよい映像を制作するために、要望に柔軟に対応することでハードルが下がり、かなり他社とは差別化できます。
さらに、打ち合わせやヒアリングの際には相手方やその企業のことを知るために必ず自ら赴くことにしています。
オフィスを持たずに従業員の方もお仕事をされているとお聞きしましたが、いつ頃から始められたのですか。
映像制作会社を設立した2014年当初から取り入れています。オフィスでしなくても自宅でできますし、正装をする必要もないため働きやすい環境だと感じたからです。
何より通勤時間をもっと有効活用するべきだと考えていました。スカイプなどのビデオチャットを使い、今でいうリモートワーク、テレワークのようなものを当時からしていました。
また、従業員の方が働きやすいように1部屋をオフィス化し、仕事がしやすい環境作りをしています。
例えば6畳一間の部屋に住んでいる人がいるとします。ですが、そこで仕事をするにはなかなか捗らないと思います。
なので、まずは引っ越しをしていただきます。そして仕事部屋として1部屋確保していただき、そこに対して家賃補助のような形で費用を負担しています。
ネット環境を整え、自宅でも仕事ができる環境作りをサポートすることにより、「さあ、やるぞ!」と切り替えができるのではないかと思います。
機材を揃えたり、従業員の方の自宅をオフィス化する上で家賃補助をすることで大変だと感じたことはありますか。
カメラを小型化することによってコストはかなり違ってきます。
コストを削減した分クオリティーが下がるのでしょうとよく聞かれますが、目指している映像制作のスタイルがそもそも違い、弊社では企業のPRを中心とした映像制作を行っています。
最近ではスマートフォンやタブレットなどで映像を見ることが主流だと思いますので、それらで見ることのできる画質であれば十分だと考えています。そのため、機材をスマート化する分、編集能力でカバーします。
また機材のコストを抑える中でも、どういった物を使用すればクオリティーを上げられるか考え工夫しています。
初期投資はかかりますが、一回揃えてしまえば何度も買い替えることはありませんので、コスト面での心配はあまりありません。
また、従業員の方の家賃を負担することへの不安もありませんし、むしろ辞めないので安心です。
人を採用するのはお金のかかることですが、そこへのコストはかかりませんし、継続して働いてくださるので従業員の方もスキルアップし信頼関係も築けるため、悪いところはありません。
今のスタイルでよかったと感じますし、今後も大きなオフィスを構えることは考えていません。
会社概要
社名:映像プロダクション・ドウビー
代表名:宮内 大介
住所:愛媛県松山市立花1丁目6-34
TEL:089-904-6301
URL:https://www.douvie.net
事業内容:映像制作・写真撮影・映像マネジメント・360度パノラマVR作成、WEBサイト作成