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「6日目 一般質問②」
株式会社テックプログレス
武田 知大 代表取締役
- 2016/5/27
<現役ITプログラマーからの質問>
1. 子供たちがIT機器を利用することに対してどう解釈していますか?
生活の中で必然的にIT機器に触れる時間が長くなってしまうのならば、それを利用して子どもの学びへ行かすことができないのか、と考えています。
その点、学校でのタブレット支給に対して我々は疑問を持っています。タブレットは「使う」ためのツールであり、「作る」ためのツールとしては作られていないと思っています。学校でタブレットを支給する例も多数見聞きするようになりましたが、タブレットではなくPCを支給したほうがいいのでは、と考えています。
また支給する以上は「どのように使っていくべきか」について議論すべきだとは思っています。
2. 事業展開にあたって意識されたことは何ですか?
「子どもの好奇心を伸ばす」「子どもの表現力を伸ばす」ことに意識を払い、我々は事業を展開しています。「3Dプリンターやプログラミング言語の使用が革新的で従来の学習塾とは違うから」という視点で入塾を希望される親御さんもいることは事実です。
実際メディアなどでは「プログラミングは第四次産業になりうる可能性がある」「一人当たりの生産性を上げないと国力を増大させることはできない」「だからプログラミング教育が必要なんだ」といった議論も多々見受けられます。 このような文脈から「テックプログレスという塾がいい」と言ってくれる方もいらっしゃいます。技術的革新性だけでなく、我々の教育観をより伝えていきたいと思っています。
3. 学校や家庭でITを活用するにあたって、先生や親御さんは何を意識すればいいと思いますか?
子どもに積極的にかかわらないと、子どもの成長を見逃してしまいます。これは我々からのメッセージになりますが、テックプログレスを始めIT×ものづくり教室ではプログラミングやロボット制作など、目に見えない能力を扱っています。そのため、子どもが達成感を感じる瞬間や成長した瞬間は意識しないと見逃してしまうとことがあります。
なので、ぜひ子どもが何をしているのか、どんなものに興味関心を持っているのか、気にかけてあげてください。
先生に「Aのように動かせ」と言われても、別の動かし方をしたくなるのが子どもです。それを親御さんも学校の先生も許容できるかが今後の教育の行く末に関わってくるのではないかと思っています。