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「日々勉強すること」
松山鍼灸院
田村 健 代表
- 2016/4/26
乗馬から鍼灸への転身
田村代表は、学生の頃は将来どのようなお仕事に就こうと考えていらっしゃったのでしょうか?
中学生の頃から地元の新居浜で乗馬をしていたので、将来は馬に関わる仕事に就けたらいいなと思い、高校卒業後に乗馬クラブに就職しました。10年以上、乗馬クラブで乗馬のインストラクター、馬のお世話などをしていましたが、生活が安定せずに「離職」という道を選択しました。
馬に関わる仕事から今の鍼灸医業界には、どのような経緯で入られたのでしょうか?
20代の終わりに、鍼灸院へ通っていたのです。そこで鍼灸師の仕事が面白そうだなと思ったのと、看て頂いた先生から岡山で鍼灸師の国家資格が取れる専門学校を紹介して頂いたのがきっかけです。
鍼灸師は視覚障害者のための仕事であり、健常者は養成施設で学ぶのも難しかった時代もありますが、2000年以降は厚生省(当時)による規制緩和によって、健常者でも鍼灸師の国家資格を取れる学校が一気に増えました。
また、同じ頃に母親を乳癌で亡くしており、周りからも「今の仕事のままでは食べていけないだろう」「したいことがあればすればいい」と言われていたことも、鍼灸師を目指す後押しになりました。
学校を卒業した後は、どこかの鍼灸院で経験を積んだりされたのでしょうか?
最初は学校を紹介してくれた先生の下で勤めていたのですが互いの考えに決定的な違いがあり、その先生とは別れました。続いて広島県の内科病院で鍼灸師として働いていましたが、病院内で所属していた物理療法室がなくなり、解雇となりました。
そこで別の病院に行ってもよかったのですが、鍼灸師の資格保有者には開業権があり、いずれは自分の鍼灸院を持ちたいと考えていたので、いい機会だと思い独立開業を決めました。
その後は地元の新居浜で店舗を持たない出張治療から始め、より人口の多い松山に移り、2年前に当院を開業しました。
松山で開業されてから2年の間で得た、経営者としての苦労や気付きは何かございますか?
経営が難しいということですね。病院で働いていた時は治療に専念できていましたが、経営者は治療以外の業務も全て行わないといけないので大変ですね。
どの業種にも言えることだと思いますが、特に大変なのは集客です。松山は人口の割に鍼灸院が多く、松山市鍼灸師協会に登録されているだけでも100軒以上あり、登録していない鍼灸院や整骨院・カイロプラクティックなどのライバル業種があることも考えると、競争は実に激しいです。
一般的に、鍼灸師は経営者というよりも技術者・研究者肌で、内にこもるタイプの方が多いため、積極的に交友関係を広めたりといった、経営手腕のある方は少ないです。
会社概要
社名:松山鍼灸院
代表名:田村 健
住所:愛媛県松山市本町6-6-7 ロータリー本町722
TEL:090-1171-1592
URL:http://matsuyama-sinkyu.com
事業内容:・医療業/福祉