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「自らが調べる力の方が大事」

エージェンシープリント
土川 善広 代表

  • 2014/6/13
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経営者になる上で期待以上に感じる不安や怖さを
取り繕わず学生に一番近い目線で語る土川代表の考えとは・・

杉脇
本日はよろしくお願い致します。

土川
よろしくお願い致します。
質問に対してあまり返答できないものもありますが、大丈夫ですか?

杉脇
大丈夫です。
やはり過去に触れる部分など言いたくない事もあるかと思いますので、その際はお伝えください。
では、経営者になった経緯など教えて頂けますか?

土川
それは言えないですね(笑)

杉脇
こんなに早く来るとは思いませんでした(笑)
質問を変えさせていただきます。
ご自身の中で経営者にどのような魅力を感じて、この道に進むことを決めたのでしょうか。

土川
一言で言うと「自分のために働きたかった」ですかね。
私も大学卒業後、始めは普通の民間企業で働いていたのですが単純に面白くなかったです。

杉脇
なるほどストレートなお答えですね。
現在は印刷代理店ということで起業されていらっしゃいますが、当時働いていた会社でも広告や印刷関係のお仕事をされていたのですか。

土川
いいえ、初めは小売業だったんですよ。
その後、広告会社に勤めることになるのですが、広告には以前から興味を持っていました。
広告は街中でも凄く目にするし、大学でも広告関係の授業は好きだった覚えがあります。

杉脇
以前から興味があったのですね。
実際に働いてみてどうでしたか。

土川
やっぱり広告は面白いなと思いました。
広告って色々な業界の方が宣伝の媒体として利用するので、仕事を通して多様な業界の方と関われるのは面白かったですし、非常に勉強になりました。

杉脇
そこで面白さを感じたからこそ、広告の分野で独立しようとお考えになられたわけですか。

土川
そうですね。
知識があるわけでもないけど、やれないわけでもない。
やれることをやろうと思いました。

杉脇
なるほど。
あまり知識がなく、若いうちに起業することに対しての不安や期待はどういったものでしたか。

土川
ビビっていましたよ。非常に。
自分が経営者として仕事をすることが単純に怖かったです。

自分を守ってくれるものは何も無いし、ついでにお金も無いし。不安でした。

杉脇
最初はとても不安だったと思うのですが、実際に仕事を始められてからは、どういった意識の変化がありましたか。

土川
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やはり頑張った分だけ、動いた分だけ自分に返ってくるんだ、という感覚はありますね。
そして、それは必ずしも売上の事だけを指すのではない。
自分が頑張った分だけ、出会いや人との繋がりも増えるし自分の成長にも繋がります。

杉脇
素敵ですね。
やはりそこが経営者としての魅力ですか。

土川
その通りです。
あとは最初にも言いましたが幅広い業界の方との出会いが面白いですよね。

杉脇
人との出会いにとても魅力を感じておられるのですね。
では、実際に起業してから一番難しいことや、苦労していることはなんでしょうか。

土川
それは勿論、お金を生むことです。
経営者の方、皆そう言わないですか?

杉脇
よくお聞きします。
皆さんどういった工夫をすれば収益を生めるのか苦労されているようです。

土川
それが会社経営の大前提ですからね。
まず、安定した仕事を取ることが難しいです。

今回仕事が来たからって、次の受注がいつあるか分からない。
本当に苦労しますし、しんどいですよね。

杉脇
その苦労の中で「自分のやりたいことをやれる経営者は非常に楽しい」と他の経営者の方々はよくおっしゃいますね。

土川
楽しいって言っているんですか!?(笑)
…凄いなあ。
楽しいってうらやましいですね。

本当に難しいと思います。
悩みますし。

杉脇
楽しいという感覚は若干違うのかもしれませんが、やりがいは感じますか?

土川
やりがいは感じます。
悩んで次の事業案を練ったりとか、一日中悩みが頭から離れないといったこともありますが、今までの人生でやってきた事の中で、一番やりがいは感じますね。

杉脇
やりがいはとても感じておられるのですね。
次に、今後の展望などはございますか。

土川
アイデア行動力の上昇がキーワードですね。
そして、売上をもっと上げたいです。

お金が増えると従業員も雇えるじゃないですか。
目的を共有できる仲間がいると心強いですよね。

杉脇
目的を共有できるという所が重要ですよね。
これは過去にご自身が仲間を意識されていらっしゃったからでしょうか。

土川
いや、逆に意識してなかったからですね。
昔から友達とか仲間が、いつも自然に隣にいたからこそだと思います。

私は今まで「一人で何かをする」っていう経験をあまりしてこなかったんですよ。

いつも何かするときは誰かとやるっていうことが多くて。

杉脇
なのに起業されたのはお一人だったのですね。

土川
そうなんですよ。
一人で踏み出すっていういい経験になりましたね。
最初はダメなら仕方ないくらいの気持ちで始めて、でもやり始めるとお客様との関係もあるからやめられなくなってしまいました(笑)

杉脇
そうなんですか(笑)
ご自身は今後どういった人物を目指していきたいと思われていますか?

土川
そうですね…。
私は「人情」みたいなのが好きなんです。
だから、人を助けたいし、助けてもらいたい
そういった関係を築ける人物になりたいとは思うのですが、さぁ何年先になることでしょう(笑)

杉脇
素敵な目標ですね。
それでは最後に大学生に向けてメッセージをお願いします。

土川
学校で勉強すること…
いわゆる覚えることっていうのも最低限必要だとは思います。
ただ私は「自らが調べる力」の方が大事だと思っています

今はネットで何でも調べられるけど、自分で調べて分からなかったら人に聞くこと。
人に聞くっていうことも自分で調べるって言うことですからね。
むしろそれが一番早いと私は思っています。
そうする事で、言われたことをただこなす人間ではなく、自らやるべき事を理解して行動できる人間になれるのではないかなと考えています。

杉脇
ありがとうございます。
「人に聞く」という事をつい躊躇いがちになってしまう事もあります。
しかし、人に聞くことも自分が調べることに繋がるんですね。

土川
その通りです。

杉脇
本日はお忙しい中、貴重なお話をたくさんありがとうございました。
最後に何か言い残したことなどはございませんか?

土川
恋人募集中

杉脇
ありがとうございました。
エージェンシープリントの土川代表でした。

インタビュアーより

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若い経営者としてのストレートさ、そして勢いを強く感じ、話している内にいつの間にか私も土川代表の世界に引き込まれてしまっていた。

しかしその中にはストレートな部分だけでなく、経営者としての不安や繊細さを持ち合わせており、非常に人間味の溢れる素敵な方であることをインタビューを通して強く感じました。
杉脇丈紘

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乞うご期待!

会社概要

社名:エージェンシープリント
住所:愛媛県松山市東垣生町28-13
TEL:089-904-9532
URL:http://agc-print.com/
事業内容:・広告/メディア印刷代行

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