INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式フェイスブック INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式ツイッター

「小さくまとまらないでほしい」

タックスカイ株式会社
髙岡 美穂 代表取締役

  • 2015/4/16
i-cath-tucksky

海外へ行き気付いた「様々な人達が共生できている事」と本当の「学び」

高橋
ところで、アメリカで学んでいた等、海外によく行ってらっしゃるみたいなのですが、幼いころから海外に興味等がおありだったのですか。

髙岡
気づいた時には海外が好きでしたね(笑)

高橋
気づいた時ですか?(笑)

髙岡
はい(笑)父親の仕事の関係もあり、小学生の頃から渡航はよくしていました。
恐らく、色々な物に興味を持っていたのかな。海外の建造物や、沢山の人種の人々。
色々な物を見るだけでもがすごく新鮮でした。
私には日本も海外も関係がなく、海外への垣根がない私にとって海外は特別な所ではないですね。

高橋
なるほど。垣根もなくそんな特別でもないのですか。
凄くかっこよく感じます。
私も見聞を広げたくて、いつかは海外に行きたいと思っています。
では髙岡代表はよく海外に行かれたという事ですが、何か得た物はありましたか。
また、印象に残っている事を教えてください。

髙岡
そうですね。私が一番大きく感じた事、得た事は世界には様々で沢山の人間がいる事です。
今、私はアメリカに一番よく行っています。アメリカには本当に様々な人種の方達が沢山いらっしゃいます。
そういった方達がみんな仲良く、ある程度はお互いを理解しながら暮らしているのです。
その様な環境の中で、学歴であったりとか、勉強ができるできない、例えば数学が全くできないとか、そんな事がとてもちっぽけな事のように感じます。

高橋
ちっぽけな事ですか。

髙岡
はい。生きていく上で日本とアメリカの海外では全く考えている事が違うなぁと感じました。
そして、沢山の考え方がある事も学びました。そういった考えの先にはその人その人の思想、宗教があります。
今でも宗教間での違いや紛争や戦争が起きていますが、自分の目の前で色々な考えを持っている人達が共生できている事を見られた事も大きく学びを得ました。

高橋
こうして髙岡代表がお話してくれる事で私も勉強になります。

髙岡
そのように言って頂けるとありがたいです(笑)
そして最後に印象に残った事ですよね。これはタイに行った時のショッキングな出来事です。
今から何年か前に津波で大きな被害があった時の事を覚えていますか。

高橋
はい。覚えています。

髙岡
nakakiji-tucksky
ちょうど、その後の復興が進み始めた事でした。
タイでは世界各国からの支援等で特需が生まれている状態でした。
景気も良くなり、観光も戻りつつあった時期だったのですが、繁華街の一本路地裏に、小さな女の子が弟や妹を数人連れて道端に何か書いていたのです。
通訳の方に何をしているのかと聞いてもらった所「勉強をしている」と。勉強といってもお絵かきだろうと思っていると「字の勉強」でした。
すると、そこの家のおばさんが出てきて通訳さんに詳しく話してもらった所、「ノートを買うお金は無いけど、最近は看板が沢山建ち並んでいるので、あれを見て文字の勉強ができる」と嬉しそうに話していたのです。
通訳の方とそのおばさんにお願いをしてその小さな女の子と話をさせてもらいました。
「何をしているの?紙に書かないの?」と聞くと、「勉強をしているよ。ノートもなく学校に行けなくても、勉強する物は看板があるし、道端にこうやって棒切れを使う事で書く練習ができる。鉛筆なら段々小さくなって使えなくなるけど、棒切れならいつまでも書く事ができるよ!」って弟や妹の世話をしながら満面の笑みで言うのですよ。

本当にショックでした。
日本では、勉強をしようと思えば、参考書やノートに鉛筆。色々な勉強道具で溢れています。
これだけの環境があれば、学力は高くて当然なのです。でも、世界的な学力テストでは年々下がってきている。
それに勉強に対しての士気も低い。今ではNEETと呼ばれる人達が増加している。
タイのように勉強したくても、何も道具は無いけど学びたい学習したい!こういった国がこれからどんどん伸びてくるのだと思います。
そして「学ぶ」という事はまさにこの事を言うのだなと感じました。
私は勉強をしようと思ったら形から入るので、参考書を揃えたり、ノートを新しく買ったりしていました。
でも、あれはただの格好だけだったのだなと思います。だから覚える事もあまりできないし、身についてないのだなと思いました。
これはまさに私にとってのターニングポイントですね。この「学ぶ」って事を気づかせてくれたあの女の子には本当に感謝しています。

高橋
とても衝撃的ですが、素敵な話ですね。
私の心にグサッときました。
本当に学びたいという気持ちが大事なのですね。環境が整っていなくても、「学びたい気持ち」の大事さをお仕事で伝えられているのですね。

髙岡
はい。そうです。

高橋
今まさにこうしてお話を聞かせて頂いていますが、当たり前のようにノートやシャープペンシルを使っていますが、本当にありがたい事で贅沢な事なのだなと感じました。

髙岡
タイやインドネシアに行って、本当に学びたいと思っている学生の多さにびっくりしました。
同じアジアでもこんなに違っていて。アメリカやイギリス等にも言えると思うのですが、学びたいと思っている人たちと、もう学ぶ事をあきらめた人達、勉強なんてもう十分だと思っている人達の温度差が広がっているように感じます。

高橋
なるほど、これは私達の意識を変えていかないといけない問題ですね。
私達の世代がこれからの日本を背負っていくので心構えをしっかり持ちます。

ページ:
1

2

3

会社概要

社名:タックスカイ株式会社
代表名:髙岡 美穂
住所:松山市湊町四丁目4-12-10 佐伯物産ビル 5F
TEL:089-941-3770
URL:http://manabiyatetra.blog74.fc2.com/ 
事業内容:・教育業/学習支援業/カウンセリング

eigyou

『まなびやてとら』

まなびやてとらは、
子どもの可能性を見つける場所
保護者さんも学べる場所
みんなの可能性を広げる場所

そんな想いがいっぱいつまった学びの空間です。

▼Facebookやっています

Random Pick Up

『この記事を書いた人』

愛媛大学
濵村 駿介

『この記事を書いた人』

松山大学
高橋 航貴

『この記事を書いた人』

松山大学
松井 秀樹

『この記事を書いた人』

愛媛大学
北尾 友二

『この記事を書いた人』

松山大学
樋口 真哉

『この記事を書いた人』

松山大学
福山 さくら

『この記事を書いた人』

愛媛大学
大隣 麻衣

『この記事を書いた人』

松山大学
田岡 美紗

『この記事を書いた人』

松山大学
杉脇 丈紘

『この記事を書いた人』

松山大学
岩本 真依

『この記事を書いた人』

西山 和馬

『この記事を書いた人』

松山大学
山本 隆生

『この記事を書いた人』

インターンシップ生
大河原 慧

『この記事を書いた人』

インターンシップ生
藤平 祥太

『この記事を書いた人』

松山大学
坪北 奈津美

『この記事を書いた人』

愛媛大学
兼頭 里奈

『この記事を書いた人』

愛媛大学
高市 奈津美

『この記事を書いた人』

愛媛大学
松本 優香

『この記事を書いた人』

松山大学
大西 清楓

『この記事を書いた人』

松山大学
山田 智也

『この記事を書いた人』

愛媛大学
多賀谷 直樹

『この記事を書いた人』

松山大学
山根 大輝

『この記事を書いた人』

松山大学
川崎 詩歩

『この記事を書いた人』

愛媛大学
矢野 愛茄里

『この記事を書いた人』

松山大学
宮内 真歩

ページ上部へ戻る