「お客様にキレイと元気を」 | INTERVIEW　WITH　PRESIDENT

自分の天職

渡部代表がエステティシャンとなった経緯を教えてください。

　私は元々、高校卒業するときに普通科だったもので短大に入って保育士さんになろうと考えていました。
　しかし父に短大に進学したいと相談すると自分で働きながら通ってくれと言われたのです。そこで私は進学を諦め就職の道を選びました。お仕事をしている中でたまたまエステに通うきっかけがあり、その時に美容業界に興味を持ち始めました。

　美容業界に興味を持ち始めたある時に、私が通っていたエステ店の方が「この業界で働いてみないか？」と誘ってくださいました。
　その時やっていたお仕事に私は不満を覚えており、やりがいもあまり感じられず、ただただ出勤して退社するまでの時間が毎日長いなと感じている日々でした。その後職場内で異動があり、以前よりは責任を持ったお仕事をやらせて頂くようになり周りの方にも恵まれていたのですが、美容業界への思いが勝ったため転職を決意しました。

　新しい勤務先ではエステティシャンとして働きたかったのですが、初めの何年かは営業を任されていました。私を誘ってくださったエステティシャンの方が新店舗を任されることになり、私もそこに配属されることになりました。そこで私は営業ノウハウなど様々なことを学ぶことができたのです。

　私は学生時代から何かと物事が続かないタイプで、あまり自分に自信もなく何をやったらいいのかも分からなかったのですが、会社で色々なことを学び続けることで１つの成長を得ました。結果としては数多くの社員さんがいる中で私は営業成績トップを維持し続けました。ですが自分が成長するより先に数字が伸びてしまいそのギャップについていけないことがありました。

　ある時仕事漬けの日々で不規則な生活が続いたこともあって体調を崩してしまい、その後3年ほど美容業の仕事を離れていました。その間はアルバイトとして様々な職場を体験したのですが、やはり自分は美容業が一番好きなのだなと改めて気付かされました。
　正確にいうとこのタイミングでエステティシャンとしての人生が始まりました。

　そして美容業界に戻ったのですが配属された店舗がフランチャイズ展開をしている所で、いきなりエステの研修を受け、インストラクターとしてお客様と接するようになりました。そして店長などの役職も経験した後、会社を退社して業界で培ったノウハウやご縁を活かし起業しました。現在は起業してまだ3年ほどです。

渡部代表は過去にエステの学校には通われていたのでしょうか？

　通ってはいないです。元々いた会社にエステティック学園というのがあり、そこで勉強をさせて頂きました。エステティシャンは国家資格ではないので、ちゃんとしたメーカーや会社で働いていたら実績としては問題ありません。ですが基本的にはそこでしか通用しないものでもあります。

　どこにいても自分の技術が通用するようになるには日本のエステティック協会の認定を得るか国際ライセンスを取るなどしかありません。しかし私の場合、家事や子育てで学校に通う時間も無かったため自分で教科書を買い、隙間時間で勉強をしていました。そして約10年前に無事、日本のエステティック業協会の認定を得ることができました。

　他にも去年1年間は実務経験者対象の特別講座を受講するため大阪に毎月3日程通っていました。そこで国際ライセンスも得ることができました。改めてエステのことを勉強することで自分のしてきた仕事を振り返ることもできるし、自分の知識や施術が本当に正しいのかどうか再確認しもっと自分自身に自信をつけたいという思いもあったのでチャレンジしました。
　この経験は本当に自分にとってよかったと思います。

今後のビジョンはありますか？

　台湾に店を持ちたいという思いもあります。それに加えてエステのスクールを開校したいです。実は現在、四国では国際ライセンスがなかなか取れないのです。もし四国にもスクールがあれば私の様に大阪に通う必要もなくなるので便利ではないかと考えています。
　学校を作るとなると大きさに規定があったりするので実現はなかなか困難だとは思いますが、決して不可能なことではないと考えています。

美容業界に興味を持っている学生さんも沢山いらっしゃると思います。

　私の場合は主人が理解をしてくれて協力的だったので通うことが可能だったのですが、四国外のスクールに通う場合、学生さんや家庭をお持ちの方は毎月3日も4日も家を空けるということは実際なかなか困難なのではないかと思います。なので四国でできれば一番いいと考えています。

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