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宿泊事業を知ろう!宿泊業界には夢がある

道後プリンスホテル株式会社
河内 広志 代表取締役社長

  • 2020/9/23
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新しい旅の確立

今後の道後プリンスホテルさんについて、どのようにお考えでしょうか。

 今後は「ホテルinホテル」が進むだろうと考えています。なぜかというと、皆さんマイカー、または特急や飛行機を利用して、スペースをゆったりととった旅をされているからです。
 時代の流れで、人が大勢乗るという観光バスは敬遠され、団体旅行、法人旅行、ご年配の老人会旅行、婦人会旅行、そういったものが全く消え去っています。そうなると、さらに個人型指向が進み、おそらく団体旅行がなくなるだろうと考えています。
 そこでやはり、小さい旅館に泊まろうというニーズが増えるので、「ホテルinホテル」を加速させていかなければいけません。

 もう一つが「ワーケーション」です。「ワーク」+「バケーション」の造語を「ワーケーション」といいます。これは、「旅の中で仕事をする」「旅をするように仕事をする」「仕事をするように旅をする」といった旅と仕事を両立させる働き方のことです。
 例えば道後プリンスホテルにお泊りになったお客様の中で、お父さんは半日ワーク、ご家族は半日バケーション、あと半日はご家族で多様なコンテンツや観光や神社仏閣巡りや湯めぐりを楽しんでいただきます。

 ただしそこにはワークが入るので、ワークライフバランスをどう取っていくのか、道後プリンスホテルに泊まって、館内でワークもする、そして本社と繋がっているのでリモート会議もする、また仲間とも情報を共有する、それはあくまでもお仕事であるということを意識しています。
 しかしお仕事だけで旅は成立しないので、バランス良くワーケーションを楽しんでいただいて発地にお戻りになられる、こういった新しい旅が今後拡大されていくと考えています。
 そこで、いち早く道後プリンスホテルも取り入れていこうと考えています。「まるで道後で暮らすような」「まるで道後で滞在するような」、そういったキャッチコピーでワーケーションを広げていきたいと考えています。これらが今後の我が社の取り組みになります。

道後の今後について、どのようにお考えでしょうか。

 おそらく、ワーケーションが全ての旅館で取り入れられていくと思います。なぜかというと、withコロナでの旅館業はかなり深刻なものになっているからです。
 集中と選択ということで、団体を求めていくのではなく、個人型を強くしていくだろうと考えます。これに合わせて滞在促進やワーケーションづくり、今のwithコロナの中で集客できる方向の模索を、組合が商品造成や企画造成をしていき、エリア一体となった取り組みを行っていくことが必要だと考えています。

 みんなでまとまって、みんなで生き残れる営業政策を行い、全国の発信力をエリアとして心を一つにして全国に売っていこうと思っています。今や温泉地と温泉地の戦いで、真の観光地間競争になっているので、旅館と旅館の戦いではありません。
 コロナの中でいかに道後が生き残れるかの戦い方を考えると、おのずとまちづくりやワーケーションや営業政策も方向性は固まってくると思います。

若者へのメッセージ「ボーイズ&ガールズ ビーアンビシャス 宿泊事業を知ろう 目指せ!若人」にどのような思いを込められましたか。

 実は私、産官学連携観光産業推進協議会という愛媛大学さんと松山大学さんとの連携チームの会長を務めています。
 そこでよく申し上げるのが、今の若い人たちが観光関連産業を知らないことです。知らないから就職してくださいません。なので、私が非常勤講師として宿泊業界の話をして、観光関連産業の未来について夢を語っています。

 そういった機会を作り我々の業界を知って、まずは興味を持ってもらう、そして卒業後目指すものの選択肢に入れてもらいたいと考えています。
 つまり、まずは知ることが重要であるという思いでメッセージを書きました。

インタビュアーより

board-dogoprince 私は4年程前に、道後プリンスホテルさんに宿泊しました。とても楽しい思い出ができ、心に残っていました。そこで今回インターシップの活動として、河内社長のインタビュー取材の機会をいただきました。
 お話を伺う中で、河内社長のパワフルで親しみやすい人柄がお客様を楽しませ、道後全体に影響力をもたらしているのではないかと思いました。
 また、道後を愛する河内社長のお話を伺うと、私も道後への愛がさらに深まりました。そして様々な苦労を経て作り上げてきた、道後のブランド力を身近に学ぶことができる大切さを感じ、大学生活を充実させていきたいと思います。
 河内社長、この度はお忙しい中貴重なお時間を頂戴致しましてありがとうございました。

愛媛大学 社会共創学部
加藤 万葉

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会社概要

社名:道後プリンスホテル株式会社
代表名:河内 広志
住所:愛媛県松山市道後姫塚100
TEL:089-947-2000
事業内容:・宿泊業/飲食業

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