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「まわり道にも 目を向けてみよう」

三好法律事務所
三好 崇文 代表弁護士

  • 2014/7/30
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大河原
本日は宜しくお願い致します。
三好先生が弁護士を目指されたのは何歳のときだったのでしょうか。

三好
私の場合は他の人よりも遅くて、大学4回生のときでした。
弁護士になりたい学生はだいたい法学部に入学をし、入口の時点で、すでに志をもって司法試験の勉強をしていますから、私の場合は本当に遅めのスタートでした。

大河原
では元々学生の時は何を志されていたのでしょうか。
また、なぜ弁護士になられたのでしょうか。

三好
元々は公務員志望でしたが3回生の頃に、ある知人の揉め事を解決するのに手を貸したことがありました。
結局は弁護士の方にお任せすることになったのですが、その際、色々と法律を調べたり、それを事実に適用することが興味深いと感じました。
また、その時に、弁護士という仕事は揉め事を解決することによって、人々に安心させることができる仕事だと実感したので、私もその道に進もうと考えました。

大河原
なるほど。
弁護士になろうと決心されたのが他の人より遅かったということですが、
司法試験の勉強は、どのようにされたのでしょうか。

三好
当時、既に大学を卒業できるだけの単位は取っていたのですが、大学に留年願いを出して、留年への決断と同時に弁護士への道を選択しました。
そして、大学の施設を使わせて頂いたり、講義に出たりしながら、独学で一から弁護士になるための勉強を始めました。

大河原
思い切ったご決断ですね。
そこが弁護士の職業を選ばれた出発地点なのですね。

三好
はい。
その後は私と同様に司法試験を志す学生とゼミを開いて、互いに勉強し合いました。
中には弁護士になって遠くに行ったり、弁護士ではなく検察官になった人などもいますが、その時の仲間とは今でも連絡を取り合ったりしています。

大河原
学生時代に共に頑張った仲間と今でも繋がりがあることは嬉しいことですね。

三好
そうですね。
そして、27歳のときに司法試験に合格しました。

大河原
合格されてから、どこかの法律事務所で経験を積まれたのでしょうか。

三好
4年間ぐらい、松山市内の法律事務所に勤務弁護士として働いていました。
そこでは、先輩弁護士に付いて一緒に仕事をしながら実際の解決方法を覚えていきました。

大河原
独学で勉強していたときと、実際の現場とで大きく違うと感じたことはございますか。

三好
やはり書物と実際の仕事では全く違いますね。
書物だと典型的な事例や判例が載っているのに対し、仕事では実際に当事者を相手にしますので、例えばこちらが最上と思える解決策を提示しても、感情論などが入ってくることがあります。
他にもありますが、そういう教科書と違うところは沢山あります。

大河原
理屈ではなかなか解決できない問題に、どのようにして法律を当てはめていくのか気になります。

三好
法律を当てはめる中で、当事者の方に納得していただけるか否かということですね。
その人の感情や、背景にある色々なものも酌み取った上で、譲歩したり踏み止まったりしながら妥協点を模索するのですが、最終的には裁判になることもあります。

大河原
なるほど、どうしても折り合いが付かないときは裁判に持っていくしかないのですね。
独立の際に苦労をされたこと、不安だったことはございますか。

三好
人脈のことが気になりました。
司法書士さんに登記をお願いするにしても、法律事務所で働いていた頃は、所長のお知り合いの方に頼んでいました。
しかし、その方以外にも自分自身で人脈を広げて行かないといけないと考え、今では独自に知り合った司法書士さんとお付き合いするようになりました。
また、自分で繋がりを持った方にお願いをすると、逆にそちらから仕事のご依頼が来たりしますので、そのような、いい関係をどんどん築いていかなければならないと意識しました。

大河原
その人脈はどのようにして築かれたのでしょうか。

三好
基本的には紹介ですね。
一回お会いしただけでお仕事を頼むわけにも、なかなかいきませんので、段階を踏んで親しくなって行くという感じです。

大河原
その時にはかつて勤めていらっしゃった法律事務所での繋がりも役に立ったのでしょうか。

三好
そうですね、前の事務所で一緒にお仕事をした方からの紹介もありますし、前の人脈は活かされていると思います。

大河原
一方で、三好先生が独自に作り出した人脈もあるのですね。

三好
はい、例えば知り合いの保険代理店の方などがいます。
多くの弁護士がそうだと思いますが、まず紹介・口コミで依頼が来て、それに1件1件誠実に対応していくことによって、また紹介していただいたりします。
そのように紹介の輪を広げ続けることで、法律事務所の経営は成り立っていくのだと思います。

大河原
最初に依頼をされた方から三好先生などその弁護士の評判が周囲に広まって、次の依頼者がいらっしゃるということですね。
そのようにして作られた人脈は確かに大事ですね、有難うございます。
先程、弁護士を志望された動機をお聞きしましたが、実際に弁護士をしていて、よかった、勉強になったと感じることは何でしょうか。

三好
やはり一番は、上手く解決して
「有難うございました」
と言われたときですね。

大河原
なるほど、「有難うございました」ですね。
誠実な対応という発言もありましたが、そのように依頼者の方から評価されるポイントはどのようなところでしょうか。

三好
我々弁護士は専門的な仕事ですので、わかりやすいように説明や報告をすることが大事です。
その上で、依頼者の方と何度も打ち合わせをし、報告をして、理解していただき、依頼者自身の気持ちも聞いた上で、より効率的な方法を一緒に考えていきます。
そのように真面目に仕事をしていけば、評価をしていただけるのではないかと思います。

大河原
「わかりやすく説明」をすることは、とても難しいことだと思います。

三好
そうですね、法律用語は一般的な言葉に置き換えにくいものもありますので、難しいときは確かにあります。
それから法律の適用の仕方も、細かい事情によって全く違ったりもしますから、依頼者に対してはっきり断言できなかったりして、説明に苦労することもあります。

大河原
その際、特に注意を払うべきことはありますか。

三好
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よく説明した上で、依頼者の方に検討していただく
と言うことですね。
私の意見として解決方法を提案することはありますが、それを押し付けることはしないようにしています。
私が依頼を受けて実際の手続きなどを進めていても、当事者はあくまで依頼者の方ですので、その依頼者の気持ちに沿った仕事をしなければ、背信行為になってしまいます。

大河原
有難うございます。
依頼者の意向を重視するとはいっても、依頼者の方にとってのリスクや不利益になるであろうことも当然説明しなければなりませんよね。

三好
はい。
法律上の落とし穴について、当然我々はチェックしますし、依頼者の方が望んでいることが本人にとって不利益になる可能性があれば、それも勿論その旨を伝えて確認しないといけません。

大河原
そうしないと、また新たなトラブルの元になりかねませんからね。
個人的なイメージですが、弁護士にご相談をされる方は、何かトラブルが起こってから初めて駆け込まれる方が多い気がします。

三好
実際はトラブルになる前にご相談される方もいらっしゃいますが、既にトラブルになって、自分たちでは解決ができなくなってからご相談にこられる方が大半ですね。
ですから、その時点で弁護士が入っていかなければいけないことも結構ありますし、既に当事者同士が感情的になっていることもよくあります。
そこからどう解決に持っていくかは悩ましいところです。

大河原
感情的になってしまった当事者、ですか。
例えば、水掛け論になってしまってかなり激昂している方のお相手はとても大変なのではないでしょうか。

三好
そうですね、色々な方がいらっしゃいます。
法律に照らせば明らかに無理な主張・請求をされる方に一言「無理です」というのは簡単ですが、相手もやはり感情のある人間なので、言い方などを色々と考えないといけませんから、非常に気を使うところです。

大河原
上手く納得していただかないと、弁護士の方も危害を加えられかねませんからね、有難うございます。
そうならないためには、トラブルに発展する前に収拾することが大事ではないでしょうか。

三好
そうですね。
事前に対策をしてトラブルを防ぐことができれば、依頼者にとっても一番いいことだと思いますので。

大河原
なるほど。
最近は「法テラス」というものができて、一般の方でも弁護士への相談窓口が増えましたので、それがトラブルを未然に防ぐことに繋がればいいですね。

三好
そうですね。
法テラスの特徴の一つとして、あまり資産のない方でも相談を受けられるので、困っておられる方が相談に来ることができるのがメリットになっていると思います。

大河原
ありがとうございます。
三好先生は、弁護士という仕事柄、多くの本を読まれていると思いますが、その中で特に仕事の助けになった本はございますか。

三好
新人弁護士などが自分の体験を書いている本をよく読んでいます。
勿論弁護士になった当初はそういった本を読んで対応の仕方を勉強しましたが、仕事に慣れてきてからも、初心を忘れないようにと思って読み続けています。

大河原
初心を忘れないようにするのは非常に大事なことだと思います。
他の弁護士の方の体験談から、自分の中でトラブルに対して「自分ならこうする」と考えることもあるのでしょうか。

三好
はい、どのように対処するか、どこまで踏み込むかなど、色々なことを考えますね。

大河原
その本の中で、三好先生が一番心に残っている事例は何でしょうか。

三好
新人弁護士が同じ法律事務所の先輩弁護士に、「この事件が中々難しいのですが」と相談をしたら、先輩弁護士から「自分が出来ないと思う仕事なら最初から受けるな」と厳しいことを言われた話もあります。
そこから、弁護士は専門性の高い職業なので、自分にできることや、できないことは誰も教えてくれず、自分でちゃんと判断しなければならないことを学びました。

大河原
なるほど。
得意不得意をしっかり見極めて行くことで、自分の専門分野を持つことに繋がるのではないでしょうか

三好
そうですね、これからは弁護士の数も増えていくでしょうから、何か得意な分野を持っていれば心強いでしょうね。

大河原
三好先生はどのような専門分野を持ちたいとお考えでしょうか。

三好
今のところは色々な事件を手掛けていますが、興味があるのは少年事件、相続・離婚など家庭内での揉め事など、人と人との間で起こるトラブルの解決に取り組んでいきたいと思います。

大河原
そのような人同士のトラブルに取り組みたいと考えられた理由は何でしょうか。

三好
企業対企業や企業対人のトラブルは、法律だけで決着が付くことが殆どですが、人対人のトラブルでは法律だけではなく、当事者の感情など理屈以外のことにも左右されます。
そこを考えて対応するのは確かに難しいのですが、反面とてもやり甲斐があると感じました。

大河原
先程お聞きした、特に注意を払うべきことにも繋がる話ですね。
有難うございます。
これからの弁護士や法律事務所は、専門分野を持つこと以外にも、どうなって欲しいとお考えでしょうか。

三好
現在の法律事務所は一般の方々にとって敷居が高く、そのために相談に来にくい方が多いと思います。
ですから、出来るだけ相談しやすい、身近な存在になっていくことが重要ではないかと考えています。

大河原
相談しやすいというと、もっと気軽に悩みを聞きに行ける弁護士が増えていって欲しい、ということでしょうか。

三好
弁護士も事務所にいるのではなく、色んなところに出て行ってお話を聞いたり、交流関係を広めていって欲しいですね。
身近にいると感じてもらえるように、弁護士の方から動くことも大事だと思います。

大河原
なるほど、弁護士の側もそういうことができると、一般の方々でも「揉め事が大きくなる前に弁護士さんに相談しに行こう」ということがし易くなるかもしれませんね。
それでは、三好先生ご自身はこの法律事務所をどのようにしていきたいのでしょうか。

三好
気軽に相談などに来られるような事務所にしていきたいと思います。

大河原
気軽に、ですね。
入り口の扉を鉄ではなく木製にしているのも、そのための工夫の一つなのでしょうか。

三好
そうですね(笑)
鉄の扉だと開けにくいですし、ちょっと押すと中に入れて、中の様子も見えるようにしています。

大河原
それでは最後に、若者に向けて何かメッセージをお願い致します。

三好
私は弁護士になるために、わざと留年して司法試験の勉強に取り組んだ経験がありますので、それを踏まえて、
「時には、まわり道も必要だ」
という言葉を贈りたいと思います。

大河原
まわり道、ですか。
なるほど、一見遠回りでも何かに継続して取り組めば、いずれ成果が出るのですね。
本日は貴重なお時間をいただき、有難うございました。

インタビュアーより

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私自身、普段生活する中で弁護士の方と触れ合う機会がなく、頭の中では「固い」「厳しい」といったイメージが先行していました。
しかし、今回三好先生とお話しをさせていただいた中で、当たり前ではありますが実は弁護士も一人の人間であり、また悩み事を抱えた人を相手にする仕事である以上は、当事者意識を持って問題に真剣に向き合うことが要求されることを知りました。
おそらく私以外にも、弁護士について気軽に相談に行けるような存在ではないと考えていた方は多いと思いますが、三好先生はそのような印象を変えようとして頑張っていることが伝わって来ました。
三好先生、お忙しい中本当に有難うございました。
大河原 慧

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会社概要

社名:三好法律事務所
代表名:三好 崇文
住所:愛媛県松山市三番町5-13-10 リパップビル5階
TEL:089-907-7070
事業内容:・士業

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所属弁護士数:1 名
弁護士情報:三好 崇文(男性)
所属弁護士会:愛媛弁護士会
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FAX:089-907-7080

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『法テラス』
法テラス(日本司法支援センター)は、国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」です。

『愛媛弁護士会』
弁護士会は市民のために弁護士の品位を保持、弁護士の指導、弁護士事務の改善進歩、連絡及び監督に関する事務を行うための法人です。

法テラス 登録 / 愛媛弁護士会 所属
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TEL:089-907-7070
FAX:089-907-7080

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