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「皆のありがとうのために」

株式会社マルブン
眞鍋 明 代表取締役

  • 2016/5/11
i-cath-marubun

使命と目標がある限り悩みは尽きない。が、死ぬ時まで挑戦し続ける。

眞鍋代表のビジョンに会社が追いついた時、また眞鍋代表は新たな悩みをお持ちになると思いますか?また眞鍋社長にとってのゴールはありますか?

 そうですね。新たな悩みが出てくると思いますね。ただ使命や志といった言葉がありますが、私は自分の使命が終わる時がゴールかなと思います。

 ですがまだ使命が何かというのは分からないですね。教育哲学者森信三先生の言葉に「人は生まれてくるときに一通の封書を持って生まれてくる」というのがあります。

 その封筒の中には人それぞれの使命が書かれているのですね。しかしその言葉には続きがあって、「それに気づかず死んでいく人のなんと多きことぞ」とあります。使命に気付くというのは嬉しいことじゃないですか。

 偉人は生きていた月日は短くとも、自分の使命に気付いていた人が多いのですね。なので良い人生を歩むには常に自分の使命が何かを考えながら生きていくことじゃないでしょうか。やっとゴールだと思っているのはちょっと違うと私は思います。私は老後をゆっくりしたいとは考えてないですね。常に勉強したいですし、ずっと何かに挑戦し続けたいと思っています。

 日頃生活している中で、違和感を覚える場面はないですか?もっとこうなればなと思うことがありますよね。それが自分に解決できることなのだそうです。残念ながらそういった違和感に気付けない人は才能がないのですよね。ですが人にはそれぞれ天から与えられた才能があるのですね。それは何なのだろうということを考えながら生きていくことも大事ですよね。

 またお金というのはその才を使った対価ですから、お金を求めて行動するとおかしくなります。お金をたくさん得たら幸せかというとそうでもないと思います。欲求5段階説を考えても自己実現の欲求が1番にきますよね。お金があったとしてもどう使うかが大事だと思いますね。私は社員さんのためや、会社のために使いたいと思います。

眞鍋代表の今までの人生の中でぶちあたった最大の壁は何でしょうか?

 33歳の時に病気になったことですかね。29歳で地元に戻りお店の改装をして30歳で食堂を継いだのですが、ある時「もぎたてテレビ」さんに取り上げられすごく売り上げが伸びた時があったのですね。

 当時の私は今のような考え方ではなく、とにかく売り上げを上げなくてはならないと必死でした。自分の成功の定義も物を手に入れることだと思っていたのですね。そして色んな物が手に入ったのですね。

 ですがなぜか物を沢山買っても楽しくなかったのですね。そして33歳になって心と体のバランスが保てなくなってしまいうつ病になってしまいました。立て続けに不眠症、過食症、拒食症を4年間繰り返しました。相当きつかったですね。その時は何のために働いているのかが分からなくなっていたのですね。

 成功することが目的になってしまっていて、成功したかどうか実感ができないのですよね。そこで私は成功は人が判断するものだということを気付きました。では実感できるものは何なのだろうと考えた時に「幸せ」は実感できるなと思ったのですね。幸せというのは「今」だからです。今が幸せかどうかということは追求できるなと考えたのですね。

 お金持ちになるだとかいい車に乗るだとかいうのは目標なのですね。目標ばかり追いかけている人はがっついている印象です。ですが目的を追いかけている人は達成するのには時間がかかることを知っているので焦ってないですよね。

 若い頃はがっついてしまっていたので、心と体のバランスが崩れてしまったのかもしれません。その壁を乗り越えたきっかけはたわいもないことで、息子に遊ぼうと誘われ、4年間動かなかった心が動き始めたのですよね。

 これから何かを成し遂げようとする人には絶対に試練が来ると思います。その試練の苦しみ、痛みを知ってこそ人の気持ちが分かるようになり、大きくなっていくのです。是非頑張ってください。

最後に若者に向けてメッセージをお願い致します。

 今の若い子は人生の目的に気付きやすい環境に生まれてきている、「目的世代」だと思います。すごくいい時代に生まれてきたなと羨ましく思います。そしていい子が多いですね。

 愛媛大学で講演をすることがあるのですが、難病支援の話などをすると食い入るように聞いてくれます。いい時代、いい国に生まれてきたからこそ海外に行ってみてほしいですね。日本の良さが本当に実感できると思います。

 これからの時代は世界に出て活躍する時代ですね。世界にある問題、日本にある問題を解決していってほしいですね。今後はICT革命など色々な変化が起こる世の中になると思います。それは明治維新にも負けないくらいの激変かもしれません。目先のことばかり捉われず先を見据える目をしっかり養っていってほしいと思います。頑張ってください!

インタビュアーより

bord-marubun

眞鍋代表にはいずれお会いしたいと思っていたのですが、こんなにも早くお会いできるとは思っていませんでした。お話を聞く中で感じたのは、今まで色々なご経験されていることもあってお話しされる1言1言にすごく重みを感じました。特に印象に残ったお話が「使命」のお話です。人それぞれ1つ、使命を与えられて生まれてきているのだというお話しでしたが、人生について深く考えさせていただく機会になりました。本当にありがとうございました。眞鍋代表のおっしゃられた通りこれからは若者が活躍していく時代にしていけるよう日本に限らず世界の問題・課題にも目を向けていきたいと思います。
山本 隆生

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会社概要

社名:株式会社マルブン
代表名:眞鍋 明
住所:愛媛県西条市小松町新屋敷甲407-1
事業内容:・飲食業

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