INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式フェイスブック INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式ツイッター

「初志貫徹 あきらめるな!!」

LENGTH HAIR GRAPHIC
押岡 明人 代表

  • 2014/8/29
i-cath-length-haer

大河原
本日は、よろしくお願い致します。
押岡代表は、学校を卒業されてからどのようなお仕事をしていたのでしょうか。

押岡
実家が伊予西条だったのですが、高校を出ると松山の美容室に住み込みで働きながら、美容学校の通信教育で美容師免許を取りました。

大河原
では、学生時代に美容師になろうと思われたのですね。
そのきっかけは何だったのでしょうか。

押岡
私は中高と野球部に入っていまして、甲子園も目指しておりました。
高校3年の時に部活動を引退して初めて髪を伸ばせるようになり、自分でセットしたり散髪屋でパーマをかけたりと、髪をいじるのが好きになりました。
当時は、ただ自分でいじるの好きだったというだけだったのですが、ある日散髪屋のお兄さんから「押岡君のような髪型にして欲しい」と頼む友達が増えていることを聞きまして、「散髪や美容師に向いてるんじゃないか」と言われました。

大河原
当時通ってらっしゃった散髪屋の方に勧められたのがきっかけだったのですね。
それにしても、美容室に住み込みをしてまで技術を習得するというのは思い切ったことだと思います。

押岡
高校3年の夏休みが終わって2学期が始まると、進路を考えなければなりませんよね。
私は大学などへ進学するよりは、すぐ就職するつもりでいましたが、かといってサラリーマンも自分には合わないのではないかと思っていました。
そのような時に、その散髪屋のお兄さん曰く「美容師だったら服装のおしゃれも自由にできるし、女性を綺麗にしてさしあげられる仕事なので楽しいよ」とも言われました。

大河原
なるほど、異性と接する機会が多いのも魅力の一つではありますね。

押岡
その他にも、当時は男性の美容師が多くなく、これから増えていくんじゃないかとも言われましたね。

大河原
今ではその通りになっていますから、その散髪屋さんは先見の明がある方でしたね。
美容室で働き始めたころから、独立して自分のお店を持とうと考えていらっしゃったのでしょうか。

押岡
最初はそこまで考えてはいませんでしたが、住込みで働いていた美容室の先輩が腕を上げて独立して自分の店を構えているのを見るうちに、私もいつかは自分のお店を持ちたいと考えるようになりました。

大河原
先輩方の影響があったのですね。
しかし独立するためには、技術だけでなく接客や経営のことについても勉強が必要だと思いますが、それはどのように学ばれたのでしょうか。

押岡
そういったことについては、当時働いていたお店では技術習得は勿論、接客のことや経営についても講習があり、今考えるとそういう場で先生方から教えられたことが大きな要素ではありました。
ただ単に働くというのではなく、もっと上を目指すことができる環境にあったのがよかったですね。
またそこは松山ではある程度大きな美容室だったので、先輩後輩だけでなく同僚とも切磋琢磨して、いい刺激を貰うことができました。

大河原
それはいい環境でしたね。
ところで、美容師という職業は勤続年数が短いとお聞きしましたが、押岡代表が修行されていた頃はいかがだったのでしょうか。

押岡
女性ならば、今でこそ後々まで美容師の仕事を続ける方が増えてきましたが、およそ30年前の当時は、結婚を機に仕事を辞めて家庭に入る方が多かったです。
男性は美容師をきっぱり辞めるのでもない限り、家庭を持ちながらずっと続けていくことが一般的だったので、私もどこかで美容師として新たなスタートをしようと考えていました。

大河原
有難うございます。
その新たなスタートとして、このお店を始められたのですね。

押岡
はい。
ただし、お世話になった美容室を辞めてから開業するまでに1年間ブランクがありました。
というのは、店を出す前に一度、当時ファッションの本場でもあったヨーロッパの文化やファッションに触れることで、美容以外でも知識や考え方、習慣を身に付けたいと思い、1年間ロンドンに渡航したのです。
なぜロンドンにしたかというと、昔見た「小さな恋のメロディ」という映画が印象に残っていたからなんですが。

大河原
ロンドンに1年間も渡航すことに対して、家族や周囲から反対されたりはしなかったのでしょうか。

押岡
当時私は既に結婚していまして、子供も1人いました。
ただし妻も美容師だったので、私の「独立前にロンドンに行って本場の美容を学びたい」という気持ちは反対どころか理解をしてくれて、単身でロンドンに渡航させてもらいました。
今の私があるのは、妻のおかげと言っても過言ではありません。

大河原
素晴らしい奥様をお持ちで、とても羨ましいです。
実際に渡航されての生活はどのようなものだったのでしょうか。

押岡
まず英語を学ぶために、現地のパブリックスクールに通いました。
その傍ら、美容の技術を身に付けるために美容学校にも通い、現地の美容室でアルバイトをしていました。
バイト先の美容室は日本人の方が経営していたので、そこでお客様とのコミュニケーションで語学力が養われ、英語の専門用語などもそこで習うことが出来ました。

大河原
日本人の方が近くにいたのは心強いですね。
それでも、日本での生活と違うことも沢山あったのではないでしょうか。

押岡
言葉、気候、文化、考え方・・・本当に違うことだらけでしたね。
特にロンドンの人たちの考え方は、自分の好きなことをする時に周りの目を気にしない点で、日本とは大きく違いました。
日本人は周りの目を気にしがちですからね。

大河原
その1年間で、最も影響を受けたと感じることは何でしょうか。

押岡
kiji-naka-oshioka01
異国の地に自分の身を置くことで、視野が広がったと感じました。
美容について言うなら、日本でもロンドンでも、流行というものは世界中どこにでもあるのですが、ロンドンの人々の場合は、ただ流行を追いかけるだけでなく、その上で自分のオリジナリティを出そうと試みていました。
さっきの「好きなことをする時に周りを気にしない」にも繋がると思うのですが、自分らしさを表現するためには、一つの物でも色々な角度から考えてみることが大事ではないでしょうか。
明らかな間違いはあるかもしれませんが、正解は人それぞれで1つとは限りませんので。

大河原
なるほど。
流行にしても上っ面だけでなく、多面的に見ることで物事の本質が解ってくるのはその通りだと思います。
帰国して初めて気付いた日本とロンドンとの違いはございましたか。

押岡
もうだいぶ昔のことですが・・・
ロンドンでは美容でもファッションでも、基礎をしっかり習得することを重視しているように見えました。
ただし、それは単にマニュアル通りのことしかしないのではなく、基礎の上に自分自身やスタッフの独自性を積み重ねていくのです。
無難な美容室や無難なスタッフでは、お客様は付いてきてくれません。オリジナリティを打ち出せるお店を気に入ってくれるのですよ。

大河原
確かに、基礎的なことしかしないお店よりも、何かをアピールできるお店の方が人々の心にも残りやすいですからね。
有難うございます。
そうして始められたのがこのお店ということですが、開業にあたり、どのような困難があったのでしょうか。

押岡
独立してすぐに開業するときは、独立する前のお店の常連だったお客様がそのまま新しいお店にも来てくださる場合もあるのですが、私の場合は1年間ブランクがあったので、お客様の数はほぼ0からのスタートでした。

大河原
そこからどのようにしてお客様を増やしていったのでしょうか。

押岡
まずは広告ですね。
チラシのポスティングと街頭での呼びかけを地道にしていました。
それで来て下さったお客様に対しては、「人」です。

大河原
「人」とはどういうことでしょうか。

押岡
技術はできて当たり前ですから、人柄やいかに信頼関係を築けるかというところです。

大河原
なるほど。
お客様から人柄を気に入られたり信頼関係を築くために、特に重要だと考えていらっしゃることは何でしょうか。

押岡
コミュニケーションですね。
それも、一方的ではなく一人一人に合わせたコミュニケーションが大事です。

大河原
確かに、床屋さんや美容室に行くと、施術中にお客様とスタッフの方がお話をしている光景をよく見ます。

押岡
そうでしょう。
中にはずっと雑誌を読んでいたい方もいらっしゃいますし、お休みしたい方もいらっしゃいます。
取り過ぎてもいけないし、取らなさ過ぎてもいけないのです。

大河原
有難うございます。
30年近くも美容室を経営していらっしゃると、押岡代表のように独立されるスタッフの方もいらっしゃると思うのですが、それについてはどのように考えていらっしゃいますか。

押岡
スタッフが育ってくると、このお店ではなくスタッフに付いてくるお客様が現れてきます。
勿論このお店を離れて独立するスタッフもいます。
そうした時に、中には新しい店を自分の支店にして、鋏を置いて多店舗経営に力を注がれる方もいらっしゃいますが、私の場合は生涯現役の美容師でありたいと強く考えているので、スタッフが育ったら、そのスタッフが私の店を踏み台に独立してくれればいいと思っています。
入店して、成長して、巣立っていくサイクルとでも言いましょうか。

大河原
お店をスタッフさんの成長の機会としても位置づけていらっしゃるのですね。

押岡
そうですね。
これにはロンドンで、オリジナリティを出せる美容室をお客様が気に入ってくれると学んだことも影響していると思います。
よく、スタッフが独立したらお客様を取られるんじゃないかとか、売上げが下がるんじゃないかと心配されますが、むしろそれがお店を続ける理由になっていますから。
スタッフが成長して、そのまま残ってくれるのもまた嬉しいことですけどね。
逆に多店舗展開の道を採っていたら、スタッフが成長して独立することはよろしくないことだったと思います。

大河原
スタッフの方が成長して一人前になってくれることが、押岡代表が美容師として一番やりがいを感じることなのですね。

押岡
そうですね。
後は、先ほども言いましたがスタッフが成長して、お店ではなくそのスタッフを気に入ってくれるお客様が現る、その過程を見ることです。

大河原
店内を見渡すと、一箇所から室内全体をぐるっと見渡せる店の造りになっているので、スタッフの方の仕事振りを確かめることができそうに見えます。
今後このお店をどのようにしていきたいか、何かビジョンはおありでしょうか。

押岡
今まで通りですよ。
先ほども言いましたが、生涯現役でいこうと考えていますので、できる限りは現場に立ちたいと思います。

大河原
これからも美容師として、お客様とコミュニケーションを取りつつスタッフを育ててくのですね。

押岡
はい、そうです。

大河原
有難うございます。
近頃は1000円カットのお店なども増えてきましたが、これから理容師と美容師の関係はどうなって行くとお考えでしょうか。

押岡
安ければいいと考える人も確かにいると思うのですが、結局はお客様に気に入って頂かなければ駄目だと思います。
逆に言えば、高くても満足して頂ければそのお店は可能性があるのでしょう。
その為には常に勉強しなければいけませんし、お客様に対して常に全力で対応していかないといけないと思います。

大河原
なるほど。
お客様への対応ということでは、先程コミュニケーションという言葉を挙げましたが、他にどのようなことに配慮して施術をしているのでしょうか。

押岡
他にはやはり、お客様の「髪」ですね。
お店のモットーとして、「元気な髪はスタイルがいい」という言葉を開業から27年間変わらず掲げています。
お客様に対して、パーマやカラーなどをすると、やはり薬剤を使いますので多少なりダメージを与えてしまいます。
それを極力出さないように、薬剤の選定や施術をすることに気を配っています。

大河原
そこでも、お客様一人一人に合った方法を提供することが大事なのですね。
最後に、これから社会に出て行こうとする若者に向けて、アドバイスをお願い致します

押岡
一番いいと思うのは、「やりたいこと、なりたいものを見付けること」、そこからがスタートです。
ただし今は就職難ですから、妥協してしまうこともあるでしょう。そこに入ったとすれば、そこからまた新たな自分の目的・目標を見出して、新たなスタートを切ることが必要ですね。
何をしていても、どこに自分をおいていても、目的・目標をしっかり見出すことができればやっていけるのではないでしょうか。

大河原
確かに、目的意識のあるのとないのとでは、物事への集中力、継続力がかなり違ってきますからね。

押岡
最近はすぐ辞める若者が問題になっていますが、自分の本当にしたいことを見付けてしっかり続けていって欲しいと思いますね。

大河原
自分の置かれた状況のせいにしないようにするのは大事なことだと思います。その中でも前向きに頑張っていきたいですね。
本日は、どうも有り難うございました。

インタビュアーより

bord-oshioka01
押岡代表のお話を聞くと、本当に髪を整えることが好きで、人生の3分の2を美容師の世界で過ごされ、これからもずっと第一線で働きたいという強い気持ちが感じられました。
また、下積み時代に次々と独立して行く先輩方の姿を見、押岡代表自身もロンドンに渡航してまで勉強をして、遂には美容室を持つに至った経験があるからこそ、スタッフを一人前の美容師に育てることにやりがいを見出せているのだと思いました。
始業前の短い時間ながら、丁寧に対応して頂き、本当に有難うございました。
大河原 慧

next

乞うご期待!

会社概要

社名:LENGTH HAIR GRAPHIC (レングスヘアグラフィック)
代表名:押岡 明人
住所:愛媛県伊予郡松前町西古泉244-10
TEL:089-989-7758
事業内容:・美容院

Random Pick Up

『この記事を書いた人』

愛媛大学
濵村 駿介

『この記事を書いた人』

松山大学
高橋 航貴

『この記事を書いた人』

松山大学
松井 秀樹

『この記事を書いた人』

愛媛大学
北尾 友二

『この記事を書いた人』

松山大学
樋口 真哉

『この記事を書いた人』

松山大学
福山 さくら

『この記事を書いた人』

愛媛大学
大隣 麻衣

『この記事を書いた人』

松山大学
田岡 美紗

『この記事を書いた人』

松山大学
杉脇 丈紘

『この記事を書いた人』

松山大学
岩本 真依

『この記事を書いた人』

西山 和馬

『この記事を書いた人』

松山大学
山本 隆生

『この記事を書いた人』

インターンシップ生
大河原 慧

『この記事を書いた人』

インターンシップ生
藤平 祥太

『この記事を書いた人』

松山大学
坪北 奈津美

『この記事を書いた人』

愛媛大学
兼頭 里奈

『この記事を書いた人』

愛媛大学
高市 奈津美

ページ上部へ戻る