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「行動範囲を広く」

株式会社エンカレッジ
玉野 聖子 代表取締役

  • 2014/7/10
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結婚・子育てを機に、一度は自身のキャリアを捨ててしまったと感じていた玉野代表。
30代からのキャリアの再構築には、どのような経緯、物語があったのだろうか。

杉脇
大学の授業でも、いつもお世話になっておりますが改めて、
本日はよろしくお願いいたします。

玉野
よろしくお願いいたします。
何でも聞いてくださいね。

杉脇
ありがとうございます。
では早速なのですが、
玉野代表が、経営者を志したきっかけや経緯が知りたいです。

玉野
きっかけですか。
私はもともと家族が商売の家系で、母も祖父も経営者だったんです。
なので、私もいずれは商売をするのだろうという漠然としたビジョンは昔から持っていたように思います。

杉脇
なるほど。
そういった経営者として仕事をするご家族の姿を昔から近くで見ておられたんですね。
ご自身が経営者になる以前はどういう風にお仕事をされていましたか。

玉野
そうですね。
そういう危機感みたいなものもあり、何かしないと、と気持ちから32歳の時に初めてPCの電源を入れました。
厳密にはPC教室に通う事に決めたのですが、それからは2年間で30以上の資格を取って、
半年後にはPCインストラクターになり、大学でPCの授業を持っていた事もあったんですよ。

杉脇
半年間でインストラクターですか!
すごいですね!

玉野
当時は暇だったもので(笑)
そして活動しているうちに、PC関係の本を書いてみないかというお声がかかって、
本も出版しています。
ショッピングサイトで玉野聖子を検索すると出てきますよ。

杉脇
それはもう、要チェックですね(笑)
そういったきっかけから、徐々にお仕事に復帰されていった、という経緯でしょうか。

玉野
はい。
私はずっと「結婚を機に、自分のキャリアを諦めてしまった」と考えていました。
「しかし自分から何かしないと」と行動する中で
「女性って、頑張れば30代でもキャリアを再構築することができるんだ」
ということを体感しましたね。

杉脇
非常にご自身の力になったのだろうなと、聞いていても感じます。
素敵ですね。

玉野
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ここまでが30代編です(笑)
先程も言いましたが30代では
「意識すれば30代でもキャリアを構築できるという事を体感した」
というのが一番大きかったです。
今では、何歳になってもキャリアの構築は可能であると思っています。

杉脇
なるほど、30代の時の、一つの結論ということで
それでは40代編に突入いたしますか。

玉野
はい。
40代編は「起業」が大きな出来事ですね。
最初にも言いましたが、私の母も経営者だったものですから。
経営者としての良いところも悪いところも、近くで見てきたものの、
実際に会社を起こすとなると、それがどういうことか分かっていなかったです。

杉脇
具体的に、どういった点が難しかったり、理解できていなかったと思いますか

玉野
一言で言うと、最初は会社を作ることが目的になってしまっていたという感じでしょうか。
経営者を志す方の中でも「会社をつくることに集中するあまり、その先を詰めきれていない人」は多いと思います。
事業計画書等はもちろん作成しますが、内容は非常に甘かったりであるとか。

杉脇
なるほど。
確かに経営者を志す中で、会社の立ち上げを一つのゴールと捉えがちになると思います。
そこから先をいかに練っておくかの方が、重要ですね。

玉野
なんとかなるだろうでは、なんとかならないのが経営だと思っております。
創業者というのは総じて自分に自信があるものです。
勿論、その自信は大切なのですが。
それだけでは駄目で、やはり事前準備を怠らない事ですね。

なんて、今偉そうに言っていますが、創業時の自分にそうお説教したいくらいです。

杉脇
玉野代表は経営者になる以前、
起業に向けて実際どういう準備をされたとかありますか。

玉野
起業する前から、お金はしっかり貯めておくようにしました。
起業するだけでは、絶対に食べていけない事も分かっていましたから。
それに主婦だったので、最初にどーんと投資して会社を始めることも難しいですからね。
身の回りにあるものでやっていく、というスタンスを取っていました。

杉脇
なるほど。
今では玉野代表と志を共にする、スタッフの方々がおられると思いますが、
起業後どういった出会いで、今一緒にお仕事をされているのでしょう。

玉野
スタッフはみな、結婚や子育てを機に一度そのキャリアから離れざるを得なかった女性や、
キャリアを持っているけれど、それをもっと輝かせたいと志す女性たちですね。
具体的にはPCインストラクター時代や、同じ司会のお仕事をしていた方とのご縁が多いです。
こういった同じ志を持つ仲間と、仕事が出来るのは非常に喜ばしいことです。
会社を始めても、やはり一人では出来ないです。

杉脇
素敵なお仲間ですね。
確かに雰囲気の似ていらっしゃる方同士なんだな、という印象です。

玉野
言いたいことを言うミセスの集団ですよ(笑)
今は20代・30代女性の結婚後や子育てからの会社復帰とか、
ワークライフバランスの面が注目されていますが
我々は、その先のロールモデルだと思っております。

杉脇
すごいですね(笑)
何年後かに注目されているかもしれませんね。
玉野代表、今では非常にお忙しくされていますが実際に起業をされてからは、
どういったようにお仕事や繋がりを増やして行かれたのでしょうか。

玉野
一言で言うと、お仕事は自然と周りから頂けるようになった、という感じでしょうか。
PCのインストラクター時代に、本を書いてみないか?という投げかけを頂いたように、
「一生懸命やっていれば、色んな所からお仕事のお話を頂ける」のです。
なので、うちには営業がいないんです。
ネットワーク、地域性、ご縁、繋がり。
人に寄り添いながら、これらをぶらさずいるので、自然とお声かけを頂けていますね。
本当にありがたいことです。

杉脇
とても素敵ですね。
地域性や松山という風土ならでは、といった部分が凄く出ていると感じます。

玉野
勿論、良いものを持っていても知られないと意味はないと思うので、営業という考え方も大事です。
ただ我々としては、営業ではなく色々な所属団体や、経営者の交流会など様々なものに関わることで、
我々を知ってもらい、繋がりを作っていきたいと考えているのです。

杉脇
なるほど。
色々な場所で、色々な方と信頼関係を構築することが、
仕事を任されるポイントになるわけですね

玉野
本当にありがたいことです。
今の業務内容としては教育やPCの研修などが主で、
コンサルティング的な視点でお仕事をさせて頂いており、
ITコーディネーターの資格も持っておりますので
「経営者とITの橋渡し」という役割も意識しております。
そういったお仕事を頂ける甲斐もあって、
最初は自分たちの能力の向上を目指していたミセス集団も他の企業様と関わり、
どんどん成長していると思います。

杉脇
やはり個人の成長が、組織の成長につながりますよね。
では会社として、今後の展望や想いみたいなものはございますか。

玉野
会社の存在意義として、頑張りたい女性が輝く場所を提供することがミッションだと思っております。
また、教え伝える仕事を通して人を元気にしたいです。
色々と案件は違いますが、関わる人みんながベストになるようお手伝いすることを意識しながら今後も会社を続けて行きたいです。

杉脇
ありがとうございます。
それでは最後に、大学生や若者に向けて何かメッセージをお願いいたします。

玉野
現在、私の娘も大学生です。
そして大学でも授業をしていて思うのは、まだまだ行動範囲が狭いという事です。
情報もインターネットだけでなく、自分の足で見聞きして、色々な人に会って色々な経験をするのが大事だと思います。
私も大学時代は、1ヶ月程の期間を使って海外を回ったり、国内を回ったり、たくさん行動しました。
小さくまとまらずに、大学時代でできることにもっとチャレンジして欲しいです。
その中で挫折もあると思いますが、そこでへこんでしまうだけでなく、
何年後かに「あの時のあの経験が大事だったな」
と振り返られるような考えを持つことが大事ではないでしょうか。

杉脇
大学生として大変染みるお言葉を頂きました。
それでは、貴重なお時間を割いてインタビューを受けていただき誠にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

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女性としての気配りや優しさ、そして経営者としての軸や力強い意志。
その両方を併せ持つ玉野代表は女性経営者の代表として、とても魅力的である。
女性社員と志を共にして、女性の輝ける職場を提供する。
そして繋がりや縁を大切に仕事を頂くという、そのこだわりや特性を大事にしているからこそ
たくさんの信頼を生み、今後も活躍していくのであろうと感じる。
杉脇丈紘

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次回インタビューは、株式会社 ビジョンマップ 代表取締役 村中 淳児 様にお伺させていただきます。

会社概要

社名:株式会社エンカレッジ
代表名:玉野聖子
住所:松山市久米窪田町337-1 テクノプラザ愛媛2F202
TEL:089-970-7007
URL:http://www.ma-enc.net/
事業内容:・研修 ・教育

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本社所在地:
〒791-3120 愛媛県伊予郡松前町筒井415番地5
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〒791-1101 愛媛県松山市久米窪田町337-1 テクノプラザ愛媛2F202
電話:089-970-7007
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